讃岐弁講座!器用に「じょ」を入れてくる不思議な言葉
1.讃岐弁ってなに
このページを開かれたと言うことは少なからず、讃岐弁に興味をお持ちの方々だと思います。まずは、簡単に讃岐弁についておさらいしたいと思います。
讃岐弁とは、主に香川県(讃岐国)で使われている言葉です。関西圏に近いこともあり、イントネーションは関西弁に近く、似通っている言葉もありますが、全く同じではなく、語尾などに違いがあります。
2.代表的な言葉
「ぴっぴ」:うどん
香川といえば、切ってもくれない食べ物。うどん。日常会話では、ほぼ使われませんが、子どもに使ったりします。香川の子どもは幼い頃よりうどんを食べて育ちます。家の近くにうどん屋があるのは当たり前。基本的には、自分のお気に入りのうどん屋さんにしか行かない方が多いです。うどん巡りをしているのは、観光客だけとも言われています。(香川県民もうどん巡りをされていらっしゃる方もおります。お好みのうどんを探してみてください。)
かけうどん(並)なら250円で売っているところもありますよ。
「まんでがん」:全部
この言葉は普段会話で使うことはありません。ですが、垂れ幕やイベントのタイトルなどに使われていることもあり、意味がわからないと言う県民はいないです。
■ここからは、普段使っている言葉を紹介します。
「よっけ」:たくさん
使い方としては、
標準語「たくさん持っている」
讃岐弁「よっけ持っとる」
というふうに使います。
「かく」:持つ
標準語「荷物を持つ」
讃岐弁「荷物をかく」
これは、「担ぐ」から「かく」になったとのことです。
「〜しまい」:〜しなさいよ
標準語「はやくしなさいよ」、「そろそろ帰りなさい」
讃岐弁「はやくしまい」、「そろそろ帰りまい」
これは、行動を優しく促すときに使います。目上の人が、年下に使ったり、友達にも使ったりします。
こちらの言葉も色々なところで使うメジャーな方言です。
「やっじょる」:「やっている」
「いっじょる」「言っている/行っている」など。
讃岐弁は動詞+語尾に「っじょる」をつけます。
これは、非常に良く聞く言葉です。おじいちゃんおばあちゃんから、言葉を話し始めた子供までみんな使います。
標準語「もうやっているよね?」
讃岐弁「もうやっじょんなー?」
標準語「先生が言っている」
讃岐弁「先生がいっじょる」
となります。
しかし、すべての動詞に「っじょる」が付くわけではなく、「聞いている」は「きっきょる」となります。
どのような動詞であれ、「っ」+「ょる」となります。
私は数年香川に住んでいますが、全然讃岐弁が話せません。難しいです。。。
香川にはまだまだ面白い方言がありますので、香川に来られた際には、方言も楽しみにしてください!
美味しいうどん作って待っじょるけん、香川にきーまいよー!
(⚠︎美味しいうどんを作って待っているので、香川にきてね!)